医療コラム

美容系医療機関向け:2021年版!ネットパトロールとホームページ

美容系医療機関向け:2021年版!ネットパトロールとホームページ

【2021年更新記事】

前回のコラムに続き、今回は美容系の医療機関向けに、

ネットパトロールの結果とホームページで注意すべき表現について

ご案内したいと思います。

掲載済の美容系の医療機関ホームページ作成に関わるコラムはこちらから

ホームページ作成で掲載に気をつけたい!美容系キーワード集(1)

ホームページ作成で掲載に気をつけたい!美容系キーワード集(2)

医療広告の可能表現とネットパトロールの現状

【医療広告ガイドライン】対策とホームページについてのまとめ

--ネットパトロールの結果と美容系医療機関のホームページ--

■平成30年度のネットパトロールの結果と考察

■美容医療ホームページ作成とネットパトロールの今後

■将来を見据え、美容系医療機関のホームページが気を付けるべき内容

■平成30年度のネットパトロールの結果と考察

2019年の6月に開催された「医療情報の提供内容等のあり方に関する検討会」の報告書を、

美容関係に注目して見てみましょう。

ネットパトロールで審査対象となった医療機関全体の内訳で、

美容関係は平成29年度に約35%だったのが、30年度には約21%へと減少していました。

では、その対象となった数は減っていたのでしょうか?

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平成29年度(件数) / 平成30年度(件数)

美容関係: 237       368

歯科 :   178       972

癌関係 :   144       184

その他 :   119       277

合計 :   678       1,801

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参考資料:

第13回医療情報の提供内容等のあり方に関する検討会資料

資料1 医療に関する広告規制について

上の件数表を見ると、依然として報告件数は増加しています。

数字から分かることは、他分野の報告件数が増えたことで、

全体のうち美容系の占める割合が減ったという事実です。

内訳が減った原因は、いくつか考えられます。

 ・美容係以外の医療機関についての報告・調査が大幅に増えた

 ・美容系の医療機関のホームページへの通知と改善が進み、

各医療機関がガイドラインなどを守る方向で動き始めた

いずれにしても、医療広告ガイドライン発足のきっかけともいえる

美容系の医療機関は、他分野の医療機関よりも通知や改善などの動きが

早めであることが見て取れます。

■美容医療ホームページ作成とネットパトロールの今後

医療機関ネットパトロールで、ガイドラインに抵触していると認められる場合、

医業等に係るホームページの調査・監視体制強化事業受託者から

「医療法などの違反の疑いがある」という通知が届きます。

この通知、実は「どの部分がどのように違反しているか」が分かりません。

6月の検討会において、これに関する改善の提案が出されていました。

 ・厚生労働省のクレジットで送付する

 ・「医療広告ガイドラインに抵触している」と明記する

 ・「どの表記がガイドラインのどこに抵触しているか」分かる資料を付ける

これまでよりも通知の重要性を伝え、修正しやすくなるよう、

違反表記への対策が練られています。

また、検討会の報告で公表されていない

「どのような違反があったか」という具体的な内容について、

今後まとめる方向で話が進んでいます。

具体的な違反例などが公表されれば、

ホームページを作成する際にも参考にしやすくなるでしょう。

今年度減った美容関係の内訳をさらに減らすには、

ホームページやWeb広告を作る際の「医療広告ガイドラインに沿った表記の遵守」を、

より周知徹底することが重要だと思われます。

■将来を見据え、美容系医療機関ホームページが気を付けるべき内容

では、美容系の医療機関は、ホームページを作る際、

具体的にどのような表記やコンテンツに気を付けるべきなのでしょうか?

詳細については上で紹介している以前のコラムでご紹介しております。

過去のコラムですが、NG表記などの内容に関して大幅な変更はありませんので、

今回は改めて簡単にまとめます。

1.「アンチエイジング」「絶対安全」などの表現

ガイドラインで禁じられている表現は、言い換えるか、削除しましょう。

2.治療前後、または治療後の写真

治療内容に加えて、リスクや副作用・合併症、自由診療かどうかなどを

一緒に説明すれば掲載可能です。

3.割引などのキャンペーン

費用の強調は品位を損ねるとされるため、過度な強調をしないよう注意が必要です。

そもそも、医療広告ガイドラインは、

患者様に誤解や不利益な情報を与えないように考えられたルールです。

違反となる表現を使わず、患者様が選びたくなるように貴院の魅力を伝えましょう。

「医療広告ガイドラインに抵触せず、集患につなげられるホームページにしたい」

「法律に沿うよう、コンテンツを見直したい」とお考えの医療機関の方は、

Medical Web Stage(メディカルウェブステージ)にご相談ください。

美容系はもちろん、様々な医療機関のホームページ制作に関わってきたライターが、

医療法をはじめとする各種法律を守りながら

貴院の魅力を伝えるコンテンツ作りをお手伝いいたします。

全国対応可能です。
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ライバル調査の結果などを踏まえ、貴院のホームページの目的に沿ったプランをご用意させていただきます。

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