医療コラム
ここは気をつけたい!成功する医療機関のホームページ-法規編

2016年9月、厚生労働省が医療機関のホームページに見受けられる虚偽や誇大な表現を積極的に規制していく方針を決定し、
2017年度には「ネットパトロール」を始めることがニュースに取り上げられました。
対象となるのは、すべての医療機関のホームページとなる見込みで、
監視業務は民間企業等に委託するとのこと。
今後、このネットパトロールによって、ホームページ上の表現の変更や、
掲載内容の見直し等を求められる医療機関が増えていくものと予想されます。
こうした現状を受け、「当院のホームページは大丈夫だろうか」と
不安に思われている院長様、ご担当者様も多いかと思いますが、
必要以上に心配する必要はありません。
「【医療広告ガイドライン】対策とホームページについてのまとめ」 でも
詳しく伝えしていますが、医療機関がホームページを制作する際に最も注意すべきなのは、
「ホームページが医療機関ホームページガイドラインに準拠しているか否か」です。
今回のコラムでは、このガイドラインで定められている事項について、
「記載すべきでない事項」と「記載すべき事項」に分けてご紹介いたします。
<医療機関ホームページガイドラインで気をつけるべきポイント まとめ>
▼表現・言葉選びで迷ったら、医療法・薬機法(旧薬事法)に詳しいライターに相談を
■医療機関のホームページに記載すべきでない事項は?/h3>
医療機関ホームページガイドラインに定められている
「ホームページに記載すべきでない事項」は下記の通りです。
1.内容が虚偽にわたる、または客観的な事実であることを証明できないもの
(NG例)
「当院では、絶対安全な手術を提供しています」
「どんなに難しい症例の手術でも必ず成功します」
2.他との比較等により、自らの優良性を示そうとするもの
(NG例)
「○○の治療では、日本有数の実績を持つ病院です」
「当院は県内一の医師数を誇ります」
「芸能プロダクションと提携しています」
「著名人も○○医師を推薦しています」
3.内容が誇大なもの、医療機関にとって都合がよい情報等の過度な強調
(NG例)
「知事の許可を取得した病院です」
(当然のことをあたかも特別な許可を得たかのような表現)
「〇〇学会認定医」(活動実態のない団体による認定)
4.早急な受診を過度にあおる表現、または費用の過度な強調
(NG例)
「ただいまキャンペーンを実施中」
「期間限定で○○療法を50%OFFで提供しています」
5.科学的な根拠が乏しい情報に基づき、患者の不安を過度にあおる等して、
医療機関への受診や特定の手術・処置等の実施を不当に誘導するもの
(NG例)
「○○症状のある二人に一人が○○になるリスクを抱えています」
「こんな症状が出ていれば命に関わりますので、今すぐ受診してください」
この他にもまだあります。
詳しく知りたい方はお問い合わせ ください。
■医療機関のホームページに記載すべき事項は?
自由診療を行っている医療機関の場合、
自由診療に関して下記の事項をホームページに掲載する必要があります。
1.通常必要とされる治療内容、費用等に関する事項
料金等に関するトラブルを防止する観点から、
自由診療等をホームページで紹介する場合には、その内容だけでなく、
その治療にかかる平均的な費用、治療期間・回数も掲載すること。
2.治療等のリスク、副作用等に関する事項
患者による医療の適切な選択を支援する観点から、
治療等によるメリットだけでなく、そのリスクや
副作用等の情報に関してもわかりやすく掲載すること。
■表現・言葉選びで迷ったら、医療法・薬機法(旧薬事法)に詳しいライターに相談を
このように、医療機関ホームページガイドラインで
記載できない内容・表現が多く定められていることから、
ホームページに載せる文章についてお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
しかし、冒頭でお伝えした通り、今後の医療機関のホームページにおいて、
医療機関ホームページガイドラインに準拠した表現・言葉選びは必要不可欠です。
「ホームページ制作においてコンプライアンスを重視したい」
「ガイドラインに抵触しないよう、現在のホームページをリニューアルしたい」
といったご要望をお持ちの院長様、ご担当者様は、
医療法・薬機法(旧薬事法)に詳しいライターが在籍している
Medical Web Stage(メディカルウェブステージ)にご相談 ください。
全国対応可能です。
お気軽にご相談ください。
ご要望、お見積り依頼など、ホームページの活用をご検討中の方はお気軽にお問い合わせください。
メディカルウェブステージでは、コンサルタントによる無料診断を実施しています。
ライバル調査の結果などを踏まえ、貴院のホームページの目的に沿ったプランをご用意させていただきます。