医療コラム

「審美歯科」「矯正歯科」のホームページで気をつけたいキーワード。広告ガイドライン対策

「審美歯科」「矯正歯科」のホームページで気をつけたいキーワード。広告ガイドライン対策

今やコンビニよりも数が多いと言われている歯科医院は、他院とうまく差別化を図らなければ生き残りが難しい時代です。

数ある選択肢から、自分の歯科医院を選んでもらうためには、まず人々に存在を知ってもらわなければなりません。

 

さまざまな宣伝媒体がある中で、「ホームページ」は自分の歯科医院の存在を知ってもらうのに有効な手段のひとつですが、

「審美歯科」「矯正歯科」を強みとしたい場合、他の医療機関よりも競合相手が多いため、少しでもご自分の医院を優位に見せる工夫が必要になります。

 

とはいえ、歯科医院のホームページは、他の医療機関と同様に、「医療広告ガイドライン」「医療ホームページガイドライン」、及び各種法律に準拠した表現を守らなければなりません。

 

一般的な広告よりも厳しい条件で、虚偽表現、過度な誇張、他院より優れていると謳うことが許されていないのです。

 

医療法においては現状「広告」と見なされていない「ホームページ」ですが薬機法や景品表示法など、法律によっては規制の対象になります。

(※一部「限定解除」される部分もあります。くわしくはこちらの記事でご説明しておりますのでご覧ください。→「【医療広告ガイドライン】対策とホームページについてのまとめ

 

また、近年の規制強化の動きを鑑みると、各種法律に対応する表現を選ぶことが成功するホームページへの近道であることは自明の理といえるでしょう。

 

今回はこれらを踏まえ、歯科医院のホームページで人気のキーワード

「審美歯科」「矯正歯科」について反響が欲しい時の効果的な表現方法と、それらを掲載する際の注意事項をご紹介したいと思います。

 

※関係法律や、事例などをご紹介していますのでこちらもぜひご参照ください。

<成功する歯科医院のホームページに関するコラム・バックナンバー>

『歯科医院の集客・集患に効果的な方法と、気を付けるポイント(まとめ記事)』

歯科ホームページ作成と厚労省ガイドライン(重要)よくあるQ&A

ハンドピース 使いまわし報道から学ぶ!歯科医院のホームページでの必須コンテンツ

 

歯科医院向けホームページ制作はこちら

 

|プロが解説|審美歯科・矯正歯科・インプラント集客のためのホームページで注意しておきたいポイント

1,▼保険適用内治療なのか、保険適用外治療なのかを掲載する

2,▼保険適用外の場合どれくらいの費用がかかるのかを掲載する

3,▼何回くらい通えばいいのかを掲載する(治療期間目安)

4,▼「インプラント」の広告が、医療法や薬機法違反になる?

5,▼「歯を削らない治療」を広告する際は、表現方法に要注意

6,▼歯科医院のホームページ制作は、経験と知識が豊富なプロにご相談ください

 

 

■「審美歯科」/「矯正歯科」について掲載したい場合の注意点

「審美歯科」「矯正歯科」などの歯科治療についてホームページに掲載する場合、

下記3点を必ず記載しましょう。

 

(1)保険適用内治療なのか、保険適用外治療なのか

ユーザーが適正に判断できるよう、

両方のメリットデメリットを掲載するのが望ましいでしょう。

どちらかの情報も平等に掲載することがポイントです。

 

ここに注意!

下記のように、ユーザーの不安を過度に煽り、保険適用外治療へ不当に誘引するような表記は、避けるようにしましょう。

・「保険内治療よりも、保険外治療の方が高い効果を見込めるためおすすめです」

・「保険内治療だと再発の可能性が高いため、保険外治療をおすすめします」

 

他の診療方法と比較せず、科学的根拠に基づくPR表現なら問題ありません。

 

(2)保険適用外の場合どれくらいの費用がかかるのか

保険適用内であれば、治療費は全国一律ですが、

保険適用外の場合、患者の全額負担となりますよね。

ユーザーはどれくらいかかるものなのか、不安に思っているものです。

使用する材料などによって、医院ごとでも治療費が異なるため、

お客様のクリニックの費用感をわかりやすく伝えてあげましょう。

 

ここに注意!

「どこよりも安い!」

「今だけ20,000円お得」

といった、他院より優良であるという表記、

及び早急な受診を促すような表現はNGです。

 

(3)何回くらい通えばいいのか(治療期間目安)

審美歯科や矯正歯科の場合、治療が長期にわたるケースも多いので、

どれくらい通えばいいのか目安の期間を掲載してあげましょう。

 

ここに注意!

「○回で治療が完了します!」

といった言い切りの表現には注意が必要です。

これが事実なら問題ありませんが、治療自体は終わっても

経過観察で定期的に来院予定がある場合などは虚偽の記載となってしまいます。

 

(1)~(3)の「ここに注意!」でお伝えした内容は、

いずれも医療広告ガイドラインに抵触する表現です。

その他、各種法律にも違反する恐れがある極めてリスクの高い表現となりますので

ホームページには記載すべきではないでしょう。

 

■「インプラント」に関する説明について

歯科ホームページ制作において、特にご相談が多いのが、「インプラント」「歯を削らない治療」といったキーワードをホームページやWeb広告に使用する手段です。

 

お客様の実際の事例から、どのような点に注意が必要なのかを説明させていただきます。

 

■「インプラント」の広告が、医療法や薬機法違反になる?

 

歯科医院をはじめとする医療機関の広告は「医療広告ガイドライン」で規制されており、

限定的に認められた事項以外は原則として広告することができません。

 

広告に掲載できる診療科名も決められているため、

インターネット上のリスティング広告やバナー広告において

「インプラント科」などの認められていない診療科名は規制対象となります。

 

また、インプラント治療を行っている旨を掲載すること自体に問題はありませんが、

使用するインプラントは薬機法上の医療機器として承認されている必要があります。

さらに、公的医療保険の適用外であること、

治療にかかる標準的な費用も併記しなければなりません。

 

 

■「歯を削らない治療」を広告する際は、表現方法に要注意!

歯医者が苦手なお子様や、治療の痛みを軽減したい方にとって

「歯を削らない治療をしてくれる」というのは、実に魅力的な要素です。

そのため、「歯を削らない治療について大々的にアピールしたい」と

お考えの院長様・担当者様も多くいらっしゃるでしょう。

 

しかし、気をつけなければならないのは、その内容です。

「できる限り歯を削らず痛くない治療を目指します」といった

治療方針であれば、広告することができます。

 

「できる限り歯を削らず痛くない治療を目指します(99%以上の満足度)」

「痛くない治療を行います」のように

成功率などの治療効果を伴う表現や科学的根拠のない表現は、

虚偽広告・誇大広告となる恐れがあるため、記載することができません。

 

「歯を削らない治療」を謳う場合は、言い回しに注意するようにしましょう。

 

 

 

■歯科医院のホームページ制作は、経験と知識が豊富なプロにご相談ください

今は、歯科医院の集患にホームページが欠かせない時代です。

ホームページは、ユーザーと歯科医院をつなぐ窓口のようなもの。

そこに記載する内容が法律に抵触する表現ばかりだったら、

法律違反だけでなく、信頼性の失墜や、訴訟問題など

大きな禍根となってしまう可能性もあります。

 

法律に抵触するかもしれない表現を使うより、

法律に準拠した方法で魅力を真っ向からアピールした方が、

はるかに安全で効率的な集患を実現できるでしょう。

 

各種法律を遵守したホームページの新規制作・リニューアルをお考えなら、

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